サービス概要

Digital Alcoveは、くぼみのような空間に投影された、動画の多面プロジェクションにより、まるで魔法のように絵画の中の世界に入りこんだような体験ができるソリューションです。 
歴史的名画を読み解くためには、制作者の主題、表現の意図、時代背景や作家自身の思いなど様々な知識が必要とされます。しかし、こうした情報を取得し思考しながら鑑賞することは簡単にできるものではありません。「Digital Alcove」は、こうした課題を解決し、楽しみながら作品の読解の一助となる、コンパクトな空間でリアルに作品の世界観をご体感いただく新しい没入型の作品です。 

鑑賞作品・展示事例

「Digital×北斎【急章その1】」展において展示された際は、 葛飾北斎が晩年に描いた肉筆画の「菊図」(北斎館所蔵)と「肉筆画帖」(北斎館所蔵)を題材とした作品をご鑑賞いただきました。

「菊図」 
正面の壁に投影された「菊図」の右幅、左幅が動き出します。菊の花びらの一枚一枚から葉脈までにいたる描写の精緻さ。そして大きさの大小、色も様々な数多くの菊から感じられる生命力。北斎の緻密かつ圧倒的な描写をご体感いただくことができます。 

Digital Alcove「菊図」
Digital Alcove「菊図」

「肉筆画帖」 
床面に投影された「肉筆画帖」の表紙が開き、全10図の動画が繰り広げられます。正月を象徴する鉢植えの福寿草と扇子に描かれた富士山が特徴的な「福寿草と扇」からはじまり、各図に描かれた季節の移ろいを経て、最後に年の瀬や正月にふさわしいおめでたい構図と解される「塩鮭と白鼠」で終わる構成となっています。北斎が「肉筆画帖」全10図に描きだした、身近な生き物や自然四季折々の江戸の風情の世界をご体感いただけます。 

Digital Alcove「肉筆画帖」

※作品データは、アルステクネが有する特許技術「三次元質感画像処理技術(DTIP)」を用いて制作しています。